おかしな入札

 昨日の常陽新聞と東京新聞にウェルネスプラザの機械設備工事の入札に関して市議会で条例違反と指摘されたことが書かれていた。この入札は4月14日の条件付き一般競争入札で不調になった案件である。この時の入札には5社が入札を申し込んだが2社が辞退し、残りの3社が最低制限価格を下回ったため失格となり不調になったとのことである。一昨日の議案質疑の録画を見ると、この時の最低制限価格は税抜きで2億1463万円であった。

 その後若干の設計変更をし、5月26日に予定価格を約500万円ほど減額して再度入札を行った。この時応札した業者はすべて1回めの入札で辞退または失格となった業者であった。このことが11日の議案質疑で問題視されたのである。市の契約規則では、1回めの入札で失格になったり辞退したりした業者は再入札には参加できないと書かれている。それなのに、今回の再入札ではすべて1回めと同一事業者であった。市は設計変更をしているので、これは新たな入札であり契約規則に抵触しないと強弁しているが、どう考えても条例違反だと思う。設計変更と言っても2億円を超える事業のほんの一部を手直ししただけなのだから、これは同一の入札と考えるのが当然であろう。

 「取手市民新聞」によると2回目の入札で落札した業者は1回目は2億1000万円で応札しており、2回目は2億2800万円で応札して落札したとのことである。設計を変更し減額したにも関わらず、最初の入札より1800万円も高く応札して落札したのはどう考えても納得出来ない。減額する前の設計で2億1000万円で出来るものが、設計変更して安くなるはずなのに、1800万円も高くなるとは!!!

 藤井市長は1期目の立候補に際して入札改革を声高に叫んでいた。私も入札改革をすべきだと強く思っていたので、この時は藤井市長を応援してしまったのだが、今では市長を裁判で訴えるような立場になっている。
 今の取手市の入札を見ていると、何が入札改革かという事例が多い。例えば、5月26日執行の条件付き一般競争入札「吉田小学校校舎大規模改造工事」は5つの共同企業体が応札の意思を示しておきながら4つが辞退して、結局1つの共同企業体のみの入札で決定している。これと同じことは昨年度の自転車駐車場新築工事の入札でも行われている。一度目で不調となり、二度目の入札で3社が応札の意思を示したが、2社が辞退し1社のみの応札で落札している。しかも落札率は100%という神業のような入札だった。
(本ブログ2013年2月2日にこの件を掲載)
 1社のみの入札では契約規則違反ではないかと議会でも問題視されたが、3社が入札の申込みをしたのだから契約規則違反とはならないと答弁していた。常識では考えられない答弁だと思った。1社のみの入札では随意契約と変わらないと私は思うのだが。

 また、。藤井市長は入札改革の一環として入札監視委員会を作ったが、これが全く機能していない。議会で問題となった入札は監視委員会で必ず取り上げるべきだと私は主張したのだが、こうしたことは全く取り入れられていない。何の問題もなかった案件を調査しても何の役にもたたない。ただ監視委員会を作れば良いというものではないのだが。

 
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プロフィール

まり子

Author:まり子
茨城県取手市在住。
所属団体、
 「放射能NO!ネットワーク取手」
 「市民オンブズマンいばらき」
 「放射能からいのちと守る茨城ネット」
 「取手駅西口の住民訴訟をすすめる会」
 「谷中子ども文庫」

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