神様からの贈りもの

 11月1日から大動脈解離で入院している母が今度の土曜日(29日)に退院することになった。前回は15日に退院する予定だったが当日の朝に大量の下血をして延期になっていたのだ。明後日も何事が起こるかもわからないが、何もなければ約5ヶ月ぶりの我が家となる。

 昨日の夕方退院予定を知らせたのだが、それを聞いてもさほど喜ばない。「帰るの?」とぼんやりしながら言う。既に5ヶ月近くも入院していることが分かっていないのだ。病院にいることは理解しているのだが。実は1週間ぐらい前には非常にはっきりしている日が2,3日続いていて、入院前とさほど変わらないくらい何でも理解したことがあったのだ。これは少し脳の働きが良くなってきたのかなと話していたら、数日後にはこの調子だ。

 我が家ではこれは完璧なボケだねと言っている。痛みもなく、長い入院生活も分かっていない、したがってさほど寂しがることもなく、帰りたいと泣いたりすることもない。ぼんやりした中で生きているのだろうと思う。これは人生の最期に神様が下さった贈りものかもしれないと最近考えている。悩みもなく苦しみもない日々をプレゼントして頂いていると感じるのだ。こうして苦しみのないまま人生を終えることができたら幸せだと思っている。
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プロフィール

まり子

Author:まり子
茨城県取手市在住。
所属団体、
 「放射能NO!ネットワーク取手」
 「市民オンブズマンいばらき」
 「放射能からいのちと守る茨城ネット」
 「取手駅西口の住民訴訟をすすめる会」
 「谷中子ども文庫」

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